眼内レンズについて 眼内レンズの比較

POINT!
眼内レンズは大きく単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズに分類されます。それぞれ見え方、術後の眼鏡の必要性、費用などの面で異なる特徴があります。

単焦点眼内レンズ、3焦点眼内レンズ、焦点深度拡張型眼内レンズ(EDOF眼内レンズ)それぞれの特徴を比較します。
ただし、実際の見え方には個人差があり、各画像は代表的なイメージを示しています。

眼内レンズの主な特徴

遠くにピントを合わせた場合

  単焦点眼内レンズ 多焦点眼内レンズ
3焦点眼内レンズ 焦点深度拡張型眼内レンズ(EDOF眼内レンズ)
見える範囲 遠くは見えるが近くは見えにくい 遠方、中間、近方の広い範囲が見える 遠方から中間までの範囲が見える
見え方の質 ピントが合う遠くはクリアに見える はっきり見えないと感じる場合がある 多くの場合遠くはクリアに見える
メガネの
必要性
近くを見る際には必要になる 生活の多くの場面で不要になる 完全に使用しない生活を送ることは難しい
不快な光症状(グレア、ハロー) 非常に少ない 夜間に感じる場合がある 3焦点眼内レンズに比べて少ない
夜間の運転 ほとんど支障なく行える 支障をきたすことがある 3焦点眼内レンズに比べて支障が少ない
コスト コストが低い コストが高い コストが高い

眼内レンズの見え方の比較

遠くにピントを合わせた場合

明るい環境

単焦点眼内レンズ
遠くがはっきり見えますが、近くを見るときにはメガネが必要になります
3焦点眼内レンズ
遠方、中間、近方の広い範囲が見えます
EDOF 眼内レンズ
遠方から中間までの範囲が見えます

暗い環境

単焦点眼内レンズ
グレア(光のギラつき)やハロー(光の輪)を感じることは稀です
3焦点眼内レンズ
グレアやハローを感じる場合があります
EDOF 眼内レンズ
グレアやハローを感じる場合がありますが、3焦点眼内レンズに比べて少ないです

※強調して表現しています

眼内レンズの見える範囲の比較

遠くにピントを合わせた場合

※距離はイメージで、実際は差があります。

一般的に、見える範囲は3焦点眼内レンズが最も広く、EDOF眼内レンズ、単焦点眼内レンズの順番で狭くなります。

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